みんな大好き塊魂 総評

 かなり遅いですが、やっとキリのいいところまでプレイしたので感想を。
 ゲーム内容については、続編にありがち妙な進化は無く、記録に挑戦したくなる要素・ただただ転がす楽しみ・イトコやプレゼントを探す等のコレクション要素はボリュームアップ。操作に変わりがないのでステージに工夫するしかない訳だけど、水中・ファイヤー・力士・ノンストップなどなど、よく色々考えついてくれるもんです。
 とりあえず、イトコハトコを全員捜し、バラステージ1万本超えたところで、今回のゲームはお休みしようかと。そういえば結局、王妃は巻き込めなかったなぁ。王様は相方が巻き込んだけど(自分は撥ねただけ) 前作は全ステージ最高評価までやったもんですが…今回、牛熊で躓いてからは、一つ二つ「このくらいでいっかー」というステージが出てしまいました。土星の3ステージとかは、ちゃんと揃えたんですけど。達成率によってタイトルの文字が割と細かく変わったり、芸コマですねぇ。バラ達成したら色々変わるらしいけど、さすがに100万本は勘弁。
 期待通り楽しませてくれた訳ですが、大きな不満点もあります。最初はナレーションだけかと思って安心していたのだけど、結局、宮崎吐夢が王様の吹き替えをしてしまうとは。10年以上前にペリーのネタを聞いた時はとても面白いと思っていたんですが、アレそのままの演技でやるってどうよ。大体、王様の本当の声は、あんな軽薄な声なの? 柴田秀勝みたいな威厳のある声を想像してたのに。と言うか、声なんて入れる必要なかったんだよな。スタッフの人が、結局ペリーを参考にキャラを作っていたのかと思うと、心底ガッカリ。てか、元ネタがそうだったとしても、あの声を充ててしまったら開き直りの悪ノリになるってもんで。
 ゲーム本編以外では、BGM&歌もまた楽しませてもらいました。松崎しげるはもはやこのゲームの顔だし、新沼謙治も定着してますねぇ。フェアチャイルドファンの自分としては、久しぶりにYOUの歌を聴けたのもグウ。不思議なノリの『つよがり魂』も良かったです。アレ、最初KATSUMIかと思った。ただ一曲、今回の『塊オンザロック』はものすごく嫌い。小学生がアドリブでイイカゲンな替え歌歌うアレ。詞が足りずゴニョゴニョするあのネタ。生理的に耐えられない。
 まとめとして。ゲーム性と作りの丁寧さは相変わらず素晴らしいので、やっぱりオススメゲームです。前作しかやってない人はゼヒ買って下さい。まったくやってない人は、前作からどうぞ。シンプルで、昔のゲームの良さを思い出させてくれるゲームです。