色々終わって寂しい

 『RED GARDEN』『妖奇士』『ときメモ』と、どんどん面白い作品が終わっていくなぁ。『ヤマナデ』も終わりかー。
 『妖奇士』は、面白そうな話が全部まとめて詰め込まれていて、「もったいない」が連続のラストでした(笑) あれだけ急がされた割にはまとまっていたし、もったいないとはいえ良い作品になって良かった。そして、OVA化バンザイ! アトルにまた会える! あ、最後にひと言。一部で、物語があることを無視して往壓がヘタレだということばかりクローズアップしてヘンなアニメ扱いしていたやつがいたが、ちゃんと細部まで全部見ろと言いたい。まぁ、往壓は元々イイ奴ではないんだが、それについての描写が色々とあるのだし。エロゲーとかのインパクト与えるためだけのヘタレよりは、よっぽど人間的で理解できるよ。
 『ときメモ』は後半納得いかない部分もあったけど、細かい部分の面白さは最後まで徹底されていて、全体の丁寧な作りに満足。足りなかったのは、陸君が小百合に惹かれていく理由が見えにくかったこと。そして、強引に丸め込まれたとはいえ、名目上付き合っていたつかさに曖昧な態度をとり続けたこと。陸君が常に『付き合ってる訳じゃないんだけど…』みたいに言ってないと、三人のヒロインが対等にならないのは当然だし、小百合に惹かれるのも不実に見える。てか、修学旅行の看病エピソードは何だったんだろう…。という訳で、人によっては「小百合がつかさから男を奪い取った」みたいに見えるんではなかろうか。陸君は二人のヒロインから求愛されつつもフリーであり、小百合は自分の気持ちに気付いていないだけで最初から争奪戦に参加していた…と見せなければならなかったのだ。って…自分は何を当たり前のことを書いているんだろう。とにかく、こうなってしまった以上、責めるべきは小百合ではなく陸君である…と。ま、そんな『完結させるためのオマケの話』はどうでもよく、ときメモOnlyLoveは面白かった。良くできていた。のである。四天王、先生共、最高の脇役達に幸あれ!