ヘイフラワーとキルトシュー

 ほのぼのしているようで、終始ぎすぎすしている。楽しげなようで、ラストは寂しさが漂っている。素朴で自然なようで、奇妙なノリが散りばめられている。うーん…どう言っていいのか判らない作品(笑) 正直、ラストまで観た時タイトルは『ヘイナとダメダメな家族たち』にした方がいいかと思いました。その他全員に欠陥があって、真面目でみんなを思いやるヒロインが常に損をする…というやきもきするお話。泣きの感動含む、物語を求める人は観ない方がいいでしょう。フィンランドの自然と生活を感じ、カラフルな独特のファッションセンスを楽しむ映画。とりあえず、フィンランド語聞きまくり。端々に知ってる言葉が出てくると嬉しいですね。あとはとにかく…ヘイナの可愛さを全編堪能しましょう。おすまし顔も笑顔も膨れっ面も寝顔も、どれも素晴らしく可愛いです。